40代  女性  Aさん

 

今回は一か月半ぶりに膝をいためたとのことで来院される

 

元々膝の状態はあまり良くないため定期的に膝のメンテナンスでされてたAさん、今回はかなり重症の様子

 

三週間前にバレーボールの練習後から左膝の痛みを発症してたとのこと

 

忙しくなかなか治療に来れず、その間も練習と試合で左膝は更に悪化

 

とうとう限界が来たので来院

 

見た目でもすぐに分かるくらい膝が伸びてない

 

誘発テストで状態確認 

 

しゃがむことは90度以上できず

 

ベッドでの曲げテストも90度でとまる

 

伸ばしテストもほぼ伸ばせない状態（膝下5センチの隙間）

 

ストレステスト、捻りテストも激痛

 

バレーボールができる状態ではない

 

痛みに堪えて練習と試合をし続けた結果最悪の状態まで悪化

 

今回はかなり大変な治療になるが、悪ければ悪いほど治療意欲が湧いてくる

 

ということで治療スタート！

 

Aさんは当院の治療は熟知されてるので説明はいりません

 

まずは曲がるように誘発テストから推測し原因の筋肉を緩めていく

 

Aさん大丈夫ですか？

 

「まったく大丈夫ではありません！」

 

「いつもより痛いです！」

 

頑張れますか？

 

「頑張ります！」

 

とドンドンほぐしていく

 

相当筋肉疲労を起こしていて筋内がガチガチに固まってる

 

これでは膝が曲がらないのも当然

 

一気にほぐさず時間をかけてゆっくりしっかりほぐして行く

 

Aさん大丈夫ですか？

 

「いつもより痛いです！」

「ヤバいです！」

 

と言いながら治療に耐えていただき動きの確認

 

寝た状態で曲げてみるとかなり曲がるように

 

では立ってしゃがんでください

どうですか？

 

「完全ではないけど、結構曲げれるようになりました」

 

まだまだ6割程度

 

ベッドで伸ばしのテストはまだ抵抗があり伸び切らない

 

二週間以上も我慢して練習と試合をしていたせいでかなり緊張が強くなってる

 

股関節の硬さとある所の筋肉の硬さがまだ取れてないので引き続きほぐしていく

 

股関節の方の筋肉もほくじしていく

 

股関節周りの筋肉は太くて硬いので痛みを伴うがAさんは慣れてて何と大丈夫そう

 

ドンドンほぐしていく

 

再度膝がどこまで伸びるか確認

 

この時点で膝はかなり伸びるようになってきた

 

Aさん、どうですか?

 

「ベッドに膝の裏が付いてるの分かります」

 

膝が悪い方は曲げることは勿論てますが伸ばすこともできなくなります

 

ここを診ない医療機関が多い

 

膝伸ばしのテストも何パターンかあり、すべてのテストで痛みが伴わない状態までに持っていく必要があります

 

Aさんはまだ合格ではないが、かなり伸びるようになってきてる

 

しゃがみのテストも8〜9割マシとのこと

 

完治するまではあと2〜3回は治療が必要になるが、練習を再開されるまで回復

 

あとは練習もしながら治療を続けていくとのこと

 

必ず完治させるので安心してください

70代  女性  Hさん

 

いつもより少し遠くのスーパーに行って帰る途中に膝に電気が走る痛みが出てた後から歩けなくなる

 

その次の日に来院、膝を曲げることができず、座って靴を脱ぐ動作も困難

 

ベッドへ案内するも足を引きずって歩きにくいとのこと

 

ベッドに座って曲げ伸ばしするも、膝はほとんど動いていない

 

誘発テストはすべてできず重症

 

今日は曲げ伸ばしができるところまでを目標に治療を進めていく

 

まずは誘発テストからある程度の予測を立てて一つひとつ治療を進めていく

 

「そこめちゃくちゃ痛いです！」

 

Hさんから悲鳴が上がる

 

痛くても大丈夫とのことで二箇所の筋肉をしっかりほぐし、ベッドに座って曲げ伸ばししてもらう

 

「あれっ！動く！」

 

これだけで曲げ伸ばしはかなり改善

 

次に歩いてもらうが、歩くのはまだまだ痛いとのこと

 

見た感じ来院時よりは歩けるようになってるが、恐怖心が勝ってるようだ

 

もっと歩けるように、別の筋肉を緩めていく

 

必死に耐えていただき再度歩いてもらう

 

「先生、歩ける！」

「少し痛いけどさっきりは全然歩けます」

 

良かったです

 

ということで、今日はここで治療終了

 

この日から３日連続で治療に来られる

 

日々痛い治療に耐えていただき症状は大幅に改善

 

曲げ伸ばしは全然問題なく、歩くときもスピードを上げても気にならなくなってきたとのこと

 

まだまだ完全ではないが買い物に行けるようになり一安心

 

一日6000歩は歩けるようになりました

 

Hさんは元々変形性のO脚があるため膝を痛めやすいため、週一回のメンテナンスに来て頂いてます

一年前に一度膝を痛めたことがあり今まで騙し騙しで来てたが、二週間前から急に悪化する

 

階段の登りするのが辛くなり通勤にも支障が出始めたため来院

 

痛みが出始めて整形外科に行ったがシップで様子見だったので通院をやめたとのこと

 

膝をかばって引きずった歩き方で、歩行にも影響している

 

まずは誘発テストをして痛みの確認をする

 

しゃがむことが90度程度しかできず、

もちろん正座は無理

 

うつ伏せで膝を曲げると100度程度で痛みが出る

 

仰向けで膝を伸ばしてストレステストもかなりの痛みが伴う

 

当院で必ず行う膝の誘発テストのすべてに痛みが出てる

 

当院は治療の変化を正確に判断するために誘発テストを徹底的に行うようにしている

 

治療前後の変化を出せない治療家はこの誘発テストをやらないか、やっても軽めにやる

 

治療効果を判断する指標になるため誘発テストは重要である

 

話が逸れましたが

 

この患者さん、結構重症な感じ

 

若干水が溜まってる感もある

 

 

治療開始

 

誘発テストで気になる筋肉を少しずつ緩めていく

 

あまりの痛さはNさんは悲鳴をあげるが

「痛みが取れるなら頑張ります」と痛みに耐えてくれました

 

気になる部分をほぐしたあと

 

ベッド膝を伸ばして頂く

 

「あれっ！痛くない！」

 

次にしゃがみのテスト、半分程度は曲がるようになったがまだ痛みは残ってる

 

では別の原因となる筋肉をほぐしていく

 

膝の痛みでは複数の筋肉が原因となっている場合が多い

 

Nさん、この筋肉も痛いと思いますが、

大丈夫ですか？

 

「先生、そこもかなり痛いですが頑張ります！」と必死に治療に耐えてもらう

 

Nさんのように痛い治療に耐えてくれるので治療がやりやすい

 

何箇所かほぐして再確認

 

まずベッドでの曲げ伸ばしはほぼ痛みなくできるように

 

次にしゃがんでいただく

 

Nさん、どうですか？

 

「先生、しゃがめます！ここまでしゃがめたのは久しぶりです」

 

一度目の治療で動きは8割程度改善

 

水が溜まらないようにアイシングのアドバイスをして本日は終了

 

2日後に来院

 

Nさん、膝はどうですか？  

 

「先生、全然楽になりました！階段も問題なく登れるようにありました！」

 

すぐに誘発テストで確認

 

しゃがむことが難なくできるようになってる

 

伸ばしのストレステストを強めにやると少し痛みを感じるとのこと

 

今日も治療頑張って受けてくださいねー

 

「頑張ります！」と治療開始

 

「先生、やっぱり治療は痛いです！」

 

もう少し硬さが残ってるので頑張って取っていきましょう！

 

Nさんの原因となる筋肉は前回で把握してるのでドンドン治療を進めていく

 

15分程ほぐしたあとにしゃがみの再確認

 

Nさん、どうですか？

 

「先生、しゃがめるようになってます！

お尻につくようになりました！痛みもありません！」

 

では、問題の正座はできますか？

 

「先生、できるようになってます！」

 

良かったです！

 

頑張って貰って甲斐がありました

本当に良かったです

 

治療家冥利に尽きます

 

残りの時間でご希望だった全身調整

 

肩こりが酷いので次回はこちらも治療して行こますねー

 

2回の治療でかなり改善され、通勤問題も解消されたみたいです

 

良かったです

 

Nさんは、このあとも膝のリハビリと全身のメンテナンスで二週間に一度定期的に来院されてます

結論から言うと変形性膝関節症によるO脚は治りません。

 

勿論手術では治すことは可能です。

 

しかし、整体などの手技療法で治すことは不可能です。

 

O脚になった関節は歪んだ状態で固まってしまい、その状態で固定されてしまいます。

 

歪んで固定されてしまうと手技で人工関節を入れるしか方法がありません。

 

O脚になる原因は、膝を負傷するとことで膝が伸びにくくなり重力によって上から押し潰される形になり徐々に外側に広がっていくことで起こります。

 

60歳代で膝を負傷し完治しないまま放ったらかしにしている上記の理由からO脚になる可能性が非常に高まります。

 

この年代の膝の負傷は適切な治療が必ず必要になります。

 

すでにO脚になってる人に聞いても数年前に痛みがたったが適切な治療がされず電気を流してたとか、注射してたとかばかりです。なぜそのときにもっと適切な治療ができなかったのか非常に残念でなりません。

 

電気でも注射でもシップでも運動療法でもありません。痛みの原因を作っている硬くなった筋肉を元の状態に戻す治療が必要なのです。

 

その治療ができる治療院に行くことが大事なのです。

 

正座ができない状態で正座ごできる状態にしてあげれる

 

しゃがめるようにしてあげれる

 

階段の登り降りので痛みの出ない状態にしてあげれる

 

医療機関を選ぶべきです。

 

O脚になってしまったら手術以外では治りません。だからこそ膝を痛めたときの治療が非常に大事なのです。

 

O脚は防げます。

 

変形性膝関節症によるO脚の方をを少しでも減らせるように、これからもサンテ治療院は膝の患者さんに向き合っていきます。

私、大野が20年前に大阪市北区中津で立ち上げた整骨院です。

 

一時は一日100人以上来院する整骨院で、多いときは130人来院される日もありました。この頃は毎日この人数をどうこなすかを常に考えてた時期でした。治療というより失礼な言い方になりますが「捌く」作業になっていました。

 

一日30人近くの方を毎日治療をするとスタッフも疲弊していき、仕事の質が徐々に落ちていくのを痛感するようになっていました。

 

現状に疑問を抱くようになったため、少しでも余裕を持って治療ができるようにやり方を徐々にかえていきましま。現在は完全予約制に変え、整骨と鍼灸で一日予約を50人に抑え日々治療に当たっています。

 

スタッフも私を超えるぐらいに成長したため、大野は新たな挑戦とし、一人治療院を豊中に開業することにしました。今まで培ってきた技術が一人でも多くの方にお役に立てれば幸いです。現在は週末だけ豊中で治療を行っていますが、できれば徐々にサンテ治療院の方にシフトしていければと考えております。

 

これからどうぞ宜しくお願い致します。